仕事ができない社員の教育をするには

企業にとって、有能な人材が多く集まるほうが業績の伸びにもつながるため望んでいることでしょう。
ですが、誰もが有能だとは限りません。
要領の悪い、仕事ができない社員がいるのも事実です。

 

仕事ができない社員の特徴

仕事ができない社員の特徴としては、

  • プライドが高く人の意見を素直に聞き入れることができない
  • 相手が求めているものは何か考えることができない
  • 新しいことに対して積極的に挑戦する姿勢がみられない

などの特徴があります。
プライドがあるというのは、悪くないことです。
ですが、企業などに勤めている場合には周囲の意見も柔軟に取り入れるだけの度量があることも大切だといえるでしょう。
プライドが高いと、周囲からの意見を聞き入れることがなくマイペースに物事を進めてしまうため周囲から孤立してしまう可能性も高まります。

 

上司や仕事に関係する方たちに対してコミュニケーションをしっかり取る

また、上司や仕事に関係する方たちに対してコミュニケーションをしっかりととり、そこから判断することは大切です。
しかし、必ずしも会話の中にすべての内容が含まれているとは限りません。
仕事ができない人は会話の内容がすべてと判断し、それ以上に自分で考えようとせず行動してしまうことが多い傾向があります。
仕事では、基本的に相手がどのようなことを求めているかを常に考え、予測し行動していくことが重要だといえるでしょう。
新しいことに対して、挑戦する姿勢というのも大切です。
仕事ができない人は積極的な行動、姿勢をみせることなく安全な道ばかり選択しがちです。
しかし、企業で働く身としては新しいものに対して挑戦していくことで、時代の流れにあった仕事ができるのも事実です。
常に安全策ばかり模索して、消極的な仕事だけをしていると進歩がありません。

 

本人が納得のいくように説明を丁寧に行うことが大切

このように、仕事ができない社員の特徴を踏まえたうえで、どのような教育をほどこしていけばいいのか判断していきましょう。
プライドが高い方でも、きちんと納得すれば従うことがあります。
つまり、社員が素直に指示に従わないという場合には、本人が納得のいくように説明を丁寧に行うことが大切です。
納得すれば、人の意見も取り入れて行動してくれるでしょう。
この程度伝えておけば伝わるだろうと、適当な説明ではなく理解させるための説明を意識してみることが大切です。
自分で考えることをしない社員の場合には、上司などが率先して行動し、自ら示していくことで学ばせるということが重要だといえます。
ただ、指示を出すのではなく、仕事に対して求められていることをいわれる前に行動で示すことで理解させます。

 

リスクの責任を負うことに臆病になっている可能性が高い

また、部下に対しても仕事上動きやすいように、指示を出すなど求められているであろうことに関して、部下に相談をされなくても行動で示していくことで部下も理解し、上司や仕事に関連する人たちに対して自分で考えて行動をするようになるでしょう。
新しいことに挑戦するというのは、聞こえはいいですがリスクも当然あります。
仕事ができない社員というのは、このリスクの責任を負うことに臆病になっている可能性が高いとみていいでしょう。
しかし、仕事上基本的に責任を負うのは上司であるべきです。
責任ある立場に育つまでは、上司がしっかりとフォローしていくことで、部下が安心して新規プロジェクトなどに集中できるようになるでしょう。
上司の責任感などを間近で感じることにより、自然と責任感などもうまれ徐々に自主性をもち仕事に取り組めるようになります。
仕事ができない社員だからといって、レッテルを貼るよりも有能な社員と比べて何が欠けているかを理解し、働きながら育てるという方法を用いて教育をしていきましょう。

 

まとめ

有能な社員が増えることで、企業としても大きなメリットとなるため、採用した社員を大切に育てることを意識していくことが大切です。