オリジナル記事カテゴリ一覧
ニュース
特集
インタビュー
コラム
お知らせ
人気記事ランキング
  1. 上司と部下の間に築かれた「真の関係」は、
  2. 「帰りにちょっと寄っていくか?」で部下が
  3. 40代社員にこそ、キャリア開発の取り組み
  4. 普通の社員も「問題発言」が命取り~発言の
  5. 中尾ゆうすけの「これが上司と部下の生きる
  6. 「停滞感を抱える40代社員」という課題解
  7. 自分が弱いストレスのツボを知ろう! 簡単
  8. 発熱し、明らかにムリをしているマネジャー
  9. 「勤務先の震災対策は不十分」と評価してい
  10. ゆとり世代、氷河期世代、バブル世代——各
最近のコメント
  • 先入観による無意識の差別で、部下のダメージはボディーブローのように蓄積していく ~人権週間に振り返る、上司と部下のコミュニケーション[後編]なるほど。 ちと発想が違いましたな。...2012年2月10日 12:02 AM
  • 経営者から担当者まで、全てのビジネスパーソンにとっての必須知識「企業ピラミッド」:コンサルタントが世界一やさしく教えるビジネス思考(21)...2012年2月2日 12:14 PM
  • 経営者から担当者まで、全てのビジネスパーソンにとっての必須知識「企業ピラミッド」:コンサルタントが世界一やさしく教えるビジネス思考(21)...2012年2月2日 12:13 PM
  • ビジネス・コミュニケーション(2)「コミュニケーションを飛躍的に高めるチェックリスト「5W2H」):コンサルタントが世界一やさしく教えるビジネス思考(20)...2012年1月19日 5:23 PM
  • 顧客の心理はどのように変わっていく? ~「AIDMAの法則」で顧客の購買心理を考える :コンサルタントが世界一やさしく教えるビジネス思考(17)(コラム執筆者より)...2011年12月13日 10:56 AM
コンテンツ一覧
人事のお悩み解決
コーナー

コラム

コラム第30回 労働災害の発生状況を調べる ~「労働災害動向調査」等~:使える! 統計講座

使える! 統計講座(30)
深瀬勝範 ふかせかつのり (社会保険労務士)

職場環境の整備に伴い、労働災害の発生件数は少なくなりました。しかし、労働災害の死傷者数は、いまだに年間10万人を超えていますから、労使ともに災害防止の取り組みを怠ってはいけません。今回は、労働災害の発生状況について調べてみましょう。

1.労働災害発生状況のとらえ方

「労働災害」とは、労働者が業務遂行中に業務に起因して受けた業務上の災害のことで、業務上の負傷、業務上の疾病、および死亡をいいます(ただし、業務上の疾病であっても、遅発性のもの、食中毒および伝染病、また、通勤災害による負傷、疾病および死亡は除きます)。

労働災害の発生状況を明らかにすることを目的として行われる調査が、厚生労働省の「労働災害動向調査」です。これには、総合工事業を除く10人以上の常用労働者を雇用する事業所を対象として年1回実施される「事業所調査」と、総合工事業の工事現場を対象として半期ごとに実施される「総合工事業調査」の2種類があります。

この調査では、労働災害の発生状況を労働災害率(度数率および強度率)ならびに労働損失日数で示しています。

(1)度数率…100万延べ実労働時間当たりの労働災害による死傷者数で、災害発生の頻度を表します。なお、この調査の度数率は、休業1日以上および身体の一部または機能を失う労働災害による死傷者数に限定されており、不休災害(医師の手当てを受けたが、1日も休業しなかった〔休業が1日未満だった〕もの)による傷病者は含みません。

(2)強度率…1000延べ実労働時間当たりの労働損失日数で、災害の重さの程度を表します。

(3)労働損失日数…労働災害による死傷者の延べ労働損失日数で、次の基準により算出します。
・死亡: 7500日
・永久全労働不能:7500日
・永久一部労働不能:身体障害等級に応じて50~5500日
・一時労働不能:暦日の休業日数に300/365を乗じた日数

[図表1] 労働災害発生率(度数率、強度率)の算式

2.労働災害発生状況の推移を見る

1970年以降の労働災害の発生率(事業所規模100人以上)の推移を[図表2]に示しました。

[図表2] 労働災害率(度数率、強度率)の推移(クリックして拡大)

度数率、強度率ともに、1970年から1985年までの間に急激に減少しており、各事業所における労働災害防止に向けた取り組みが功(こう)を奏してきたことが分かります。ただし、強度率の場合、死亡者や重傷者を出す大きな労働災害が発生した年は数値が極端に高くなるため、総合工事業では、1985年以降、年によって上下に大きく変動しながら推移しています。

なお、厚生労働省の「労働災害発生状況」によれば、2010年の労働災害による死傷者数(死亡または休業4日以上の負傷)は10万7759人で、前年より2041人の増加となっています。

3.産業別に労働災害発生状況を見る

[図表3]は、2010年の産業別労働発生率を図示したものです。

[図表3] 産業別 労働災害発生状況(2010年、資料出所:厚生労働省「労働災害動向調査」/クリックして拡大)

これを見ると、度数率、強度率ともに、産業によって大きく異なっていることが分かります。

「運輸業、郵便業」は、他産業と比べて度数率、強度率ともに高くなっており、労働災害の発生頻度が高く、しかも災害が発生した場合に労働損失日数が多くなる(重篤な災害につながる)傾向があることが示されています。

一方、「生活関連サービス業、娯楽業」「宿泊業、飲食サービス業」「卸売業、小売業」は、度数率は高く、強度率は低くなっています。これらは、労働災害の発生件数は多いものの、重篤(じゅうとく)な災害に至るものは少ないことが分かります。

逆に、「総合工事業」は度数率が低く、強度率は高くなっており、労働災害の発生件数は少ないものの、発生すると重篤な災害につながってしまうことが分かります。

このように労働災害の発生状況は産業によって異なりますので、自社の労働災害発生率を統計データと比較するときには、産業別のデータを使うようにしましょう。

労働災害発生率が産業別データを上回っているようであれば、労働環境の整備が遅れていることを示しています。会社は、労働災害が発生する原因を究明して、それが発生しないような対策を立てることが必要です。

なお、事業所の安全衛生管理、労働災害防止活動および安全衛生教育の実施状況等を調査した「労働安全衛生に関する調査」の結果も厚生労働省のウェブサイト上に掲載されていますから、労働災害防止対策を立てるときには、それを参考にするとよいでしょう。

実践・人事データ活用術 (労政時報別冊) 実践・人事データ活用術 (労政時報別冊)
深瀬 勝範 (労務行政)
●公的機関から出されるデータと自社データを基に、表計算ソフトを活用して賃金、賞与、退職金、人員構成をはじめとした人事管理の分析のノウハウを解説
●人事分野のみならず、事業や財務の分析も加え、経営の視点から人事管理が検証できる立体構成

Amazonで詳しく見る
モデル賃金・年収と昇給・賞与 2012年版 (賃金資料シリーズ1) (労政時報別冊) (労政時報選書 賃金資料シリーズ 1) モデル賃金・年収と昇給・賞与 2012年版 (賃金資料シリーズ1) (労政時報別冊) (労政時報選書 賃金資料シリーズ 1)
労務行政研究所?2011-12-08
●2012年の賃金交渉に向けた、自社賃金分析用のデータに最適!
●定昇の動向、賃上げ配分から職掌別モデル賃金・年収、役職者の実在者年収、賞与の査定配分まで、賃金実務に必要なデータがこれ1冊でとらえられます。
【ご購入者特典】 「モデル賃金データ」をホームページからダウンロードできます!
Amazonで詳しく見る

【関連タグ】 | |

コメントを投稿

コメントは承認制となっております。編集部が確認および承認した後に、サイトへ反映されることになるので、多少時間がかかってしまうことがあります。

  • また、公序良俗に反する内容、個人や団体を誹謗中傷する内容、その他不適切と判断させていただいた内容については、否認または削除させていただく場合もございます。ご了承ください。
  • Only Japanese language available.




■ コメント

このエントリーのトラックバックURL

アーカイブ

ジンジュールセレクト特集記事
About jin-jour