コラムBOOK REVIEW(58)三日坊主に、「グッド・バイ」
『「やめた!」がなくなる 続けるスイッチの作り方』
松島直也著 明日香出版社
四六判・197ページ 1400円(税抜)
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「やめた!」がなくなる 続けるスイッチの作り方なぜ「続ける」ことができないのか、何をすれば続けられるようになるのか、を解き明かし、「続ける」ための「心がけ」と「工夫」と「テクニック」を公開。 巻末には、日記、貯金、ランニング、勉強などの例をもとに、具体的に続ける方法を学ぶことができる。 |
■続かなかったあんなこと、こんなこと
「続けること――」こんなに難しいことはありません。
ダイエット、禁酒、読書、ランニング…。例を挙げればキリもなく、「続かなかった」思い出がほろ苦く胸に去来する方も多いのではないでしょうか。
でも、「続ける」ことは誰でもできる、これが本書のメッセージです。
「例えば、いつも朝決まった時間に起きる、顔を洗う、朝食をとる、歯を磨く、出かけるときには着替える、家を出るときには靴を履く、学校もしくは会社に通う、お風呂に入る、就寝時間には寝る…」(本書30ページより)
このように書き出されると、続く行動が案外たくさんあることに、新鮮な驚きを覚えます。そして、「続く」行動に、どんな共通点があるのかを見てみると、やって当たり前と思っていること、やったら気持ちのいいものが多そうです。無理がないから続いているし、自然な行動になっているので「続いて」いることに気が付かないということなのでしょう。
つまり、何かを「続ける」ためには、いかに無理せず、自然に受け止め、自分を慣らしていくかがポイントになります。
■「続ける」ためのコツが満載
本書には、「続ける」ためのコツがたくさん詰まっています。“無意識の働き”の解説を読むと、「なぜ続けることができないか」がよく分かりますし、「続ける」ための具体的な行動・考え方の組み立て方も書かれているので、コツもつかめそうです。
例えば、何かにチャレンジするときに、夢のような理想を掲げることはありませんか? 確かに、数回でも行動できれば、大きな成果を出しているような気になりますが、すぐやめてしまうのでは、無理なくずっと続けた人にいつか抜かれてしまいます。そこで、ほんの少しの行動であっても、「続けられた」ことを評価するのが大事なのだとか。
また、後半では、「早起き」「読書」「勉強」「ウォーキング・ランニング」「健康とダイエット」「節約(貯金)」「禁煙」「日記」の八つの行動を例に、“続ける力”を発揮する具体的な方法を解説しています。真似をするだけで「続ける」ことができそうな、無理のない内容で、“このくらいでいいんだ”という驚きもあるかもしれません。
本書を読んでから何かを始める計画を立てれば、無理なく「続ける」ことができる自分になれそうです。
三日坊主さんにオススメの良書です。秋の夜長に是非ご一読ください。
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